柏島

高知県・柏島 

車で行けるエメラルドグリーンの海

青く透き通る海と聞いて思い浮かべるのは、沖縄や石垣島、パラオやバリ島を思い浮かべる方も多いかもしれません。
そんな美しい海が四国西南端、高知県大月町の「柏島」にもあります。
まるでヨーロッパに来たかのような抜群の透明度は、船が宙に浮いて見えるとSNSでも話題となるほど。星がきれいな場所でもあります。

柏島は人口350人の大月半島の先端にある小島。
橋で結ばれているため、飛行機を使わずに行けるエメラルドグリーンの海として、四国内や関西方面から車で多くの方がいらっしゃいます。
電車の場合は高知駅から乗り継ぎ、土佐くろしお鉄道宿毛線の宿毛(すくも)駅より車で約40分くらいです。

  • 大月町の新名物の苺氷
    全国道の駅No.1グルメ決定戦
    2019年スイーツ部門
    グランプリ獲得
  • 柏島で採れた天草でつくる
    きみ食堂」のところてんは
    柏島の名物
  • ぷりぷりの鯛丼が絶品の
    漁師料理 魚ごころ
柏島の純白の砂浜「白浜」は遠浅で穏やか。
スノーケリングや子供でも安心して楽しめる人気のスポット

生物の多様性は国内トップクラス
“ダイバーの聖地” 柏島

柏島の魅力は海の中にもあります。
黒潮と豊後水道が交差するこの海域には、温帯種と熱帯種が集まり、日本でみられる魚の約1/3、1000種類程の魚が生息すると言われています。

特殊な地理的環境によって生まれるこのような場所は、他の国内地域でも例がなく、日本初記録種や、新種(未記載種)も多く発見されています。
他のダイブスポットでは珍しい生き物も、柏島では普通に見ることができるということで、レアものを求めてくるフォトダイバーにとっても人気の場所です。

海底には美しいサンゴ礁が広がります、いくつものポイントが海域公園(旧名:海中公園)にも指定され、豊かな海は、ダイバーの聖地ともいわれ、日本でも有数のダイビングスポットです。

柏島で新種記載されたモノには、イザヨイベンケイハゼ、ムチイザリウオ、キツネメネジリンボウなどが、日本初記録種で和名が付いたモノにはカシワハナダイ、イナズマヒカリイシモチ、ナミマツカサ(旧アカマツカサ)などといったダイバーに人気のある魚たちもいます。

出典:柏島魚類データベース(最終アクセス:2020/5/1)
カシワベニハゼ
カシワベニハゼ、学名「Trimma matsunoi」。
2012年に未記載種のベニハゼが新種として発表され、発見者の私に献名してくださいました。皆様に感謝です。
柏島で見つかったことにちなんで「カシワベニハゼ」と名前が付きました。カシワハナダイに続き、「カシワ」がついたことはとても嬉しいことです。

柏島で発見された新種たち

  • ムチイザリウオ
    (現:ムチカエルアンコウ)
  • キツネメネジリンボウ
  • カシワハナダイ

AQUASに来るダイバーの中で人気の魚達

  • ホムラハゼ
  • ピグミーシーホース
  • ハナヒゲウツボ