
高知県・柏島
車で行けるエメラルドグリーンの海
青く透き通る海と聞いて思い浮かべるのは、沖縄や石垣島、パラオやバリ島を思い浮かべる方も多いかもしれません。
そんな美しい海が四国西南端、高知県大月町の「柏島」にもあります。
まるでヨーロッパに来たかのような抜群の透明度は、船が宙に浮いて見えるとSNSでも話題となるほど。星がきれいな場所でもあります。
柏島は人口350人の大月半島の先端にある小島。
橋で結ばれているため、飛行機を使わずに行けるエメラルドグリーンの海として、四国内や関西方面から車で多くの方がいらっしゃいます。
電車の場合は高知駅から乗り継ぎ、土佐くろしお鉄道宿毛線の宿毛(すくも)駅より車で約40分くらいです。

スノーケリングや子供でも安心して楽しめる人気のスポット
生物の多様性は国内トップクラス
“ダイバーの聖地” 柏島
柏島の魅力は海の中にもあります。
黒潮と豊後水道が交差するこの海域には、温帯種と熱帯種が集まり、日本でみられる魚の約1/3、1000種類程の魚が生息すると言われています。
特殊な地理的環境によって生まれるこのような場所は、他の国内地域でも例がなく、日本初記録種や、新種(未記載種)も多く発見されています。
他のダイブスポットでは珍しい生き物も、柏島では普通に見ることができるということで、レアものを求めてくるフォトダイバーにとっても人気の場所です。
海底には美しいサンゴ礁が広がります、いくつものポイントが海域公園(旧名:海中公園)にも指定され、豊かな海は、ダイバーの聖地ともいわれ、日本でも有数のダイビングスポットです。
柏島で新種記載されたモノには、イザヨイベンケイハゼ、ムチイザリウオ、キツネメネジリンボウなどが、日本初記録種で和名が付いたモノにはカシワハナダイ、イナズマヒカリイシモチ、ナミマツカサ(旧アカマツカサ)などといったダイバーに人気のある魚たちもいます。
出典:柏島魚類データベース(最終アクセス:2020/5/1)